皆さんは、自分の一番いい顔がどんな顔か、考えたことがありますか?子供に対して、「いい顔して」と言ってカメラを向ける時、その子のあふれんばかりの笑顔を自然と期待しているのではないでしょうか。
以前にスピカで行われていた「大顔展」に出向かれて、いい笑顔、いい表情を作るための顔の筋肉のエクササイズをご覧になった方もいると思います。そして、その調和のとれた笑顔の口元から見えるきれいな歯並びを、CG(コンピュータ・グラフィックス)技術を駆使して歯抜けの状態にしたり、ガタガタの歯並びなどにして、笑顔の印象にどれほど歯が影響するか気付かれた方も多いのではないでしょうか。
また、心理的要素も大切なものです。自分が心から満足していれば、いい顔をするのに苦労はないことでしょう。矯正治療後に、患者さんから以前より快活になった、自信がもてるようになったなどと、言っていただくことがあります。ご自身が理想の口元を手に入れたことから来る満足感が、自己肯定意識となっているためなのでしょう。そういう意識下での笑顔は、魅力的だと感じるものです。 魅力ということに関して面白かったのが、顔の男女織別のポイントになる眉と顔の輪郭を、CGを使って女性性を強調すると、男女ともに素敵になる、という点でした。眉は正面から見た形だけでなく、横から見た時の形を意識して描くと美しく仕上がるそうです。口元も同じですね。顔の下半分の立体感は、横から見た時に、鼻の先端と下あごの先端を結んで、その線からどれくらい口元が飛びだしているかが関係してきます。皆さんも、美しい口元になって、「いい顔」してみませんか。